2009年5月25日月曜日

0522ゼミの感想

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 途中から、2期生主導でグループワークになった。楽しかった反面、自分も含めた3期生で引っ張れる部分がもう少しあったように感じた。(SFCの『アントレプレナー概論』という授業は今のところ今回のグルワのような感じ!)

 自分の班はコミュニティに関してだった。シェア班とアイデアがだだ被りしてしまったなど、反省する部分が多かった。引っ張っていく(あるいは全体を引き立てていく)立場になり、自分は去年の三田論班のようなチームを演出する事が出来るのか。反省を次に活かさねば。

 


市場を創る

 

5章…信用は結局、相手の取引費用・リスクを下げることに結びつく。議論の最後に、今は売り手、買い手どちらの立場にも立つ事が出来るという話題が出たが、これは大小様々なレベルで存在する説明責任に関わっているような気がした。説明責任を果たせないと結果として信用を失うことになる。オープン化においては必然的に各説明責任の整合性を保つ事を要求されるのではないか。


6章…豊島先生の現実に即したコメントが興味深かった。実際のオークションにはオークションの時間や財の供給や価値情報など様々な変数が絡んでいるということを踏まえて再考察すべきではないか。


7章…6章からのオークションの話題。後発の(ネット)サービスはカテゴリを分けるか、流通チャネルを分けるかをしないと、苦戦を強いられるように感じた。DeNAはモバイルという新しい流通チャネルを拓き、Googleはキーワードのみの検索に絞った。IEはロックイン統合によりやはり別のチャネルで広まった。この2つの(既存サービスとの)差異化を市場の再定義と読んでも良いのではないか。インターネットは開かれた技術インフラでその上ならばいくらでも市場は再定義できるように感じる。そうなるとクラウド化の進む現在、どう切り崩せるのか。


8章…ゼミ全体で「イノベーションのジレンマ」の話をするのがなんだか新鮮だった。やはり金銭面でインセンティブを与えるとなるといかに社内にベンチャーを飼いならすかが重要ではないか。シリコンバレーの新規ベンチャーを支える仕組み+大企業による買収・スピンオフというエコシステムを日本にどう持ち込むか。障害となるものは何かが気になる。


 豊島先生が仰ったように、決して概念的、理論的に偏らず、実践を伴っていくことが改めて重要だと感じた。

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