2009年5月17日日曜日

0515ゼミの感想

NC Twitterの魅力とその将来性
Twitterはかなり日常的に使用しているので、その存在と面白さはなんとなく知っていましたが、900%以上の成長率でユーザーを獲得しているという事実には驚きました。NC担当者の池亀さんやコメンテーターの村山君も仰っていましたが、一対一ではない独特のコミュニティ内で、時系列にコメントがリアルタイム更新されていくTwitterのダイナミック感が個人的にはとても魅力を感じます。また、金先生がTwitterの普及をネットワーク外部性という言葉で説明してくださったのがとても分かりやすかったです。Twitterの今後を考える際に、岸本君もプレゼンしていたように収益モデルの話は重要になってくると感じました。個人的には、Twitter APIの公開がもたらす影響力は見逃せないと感じます。というのも、この記事によるとAPI経由でTwitterにアクセスするトラフィック数が、Twitterサイトへの直接アクセスよりも10倍以上上回っているそうだからです。創業者のBiz Stone氏が言っているように、Twitterの収益モデルはまだ定めておらず色々な選択肢を残している状況のようなので、今後の動きにも注目していきたいなと思います。

NC Google Book Search
Google Book Search問題については個人的に大変興味があったので、NCの題材として扱わせてもらうことができて良かったです。ただ、多くの情報を論理的に整理する事ができていない部分があり、プレゼンをしながらごちゃごちゃしてしまい、反省点が多く残りました。テーマを決めて単に情報を集めるという事(What to say)だけではなく、いかにしてプレゼンテーションするか、相手に伝えるか(How to say)という部分は自分にとっての大きな課題として少しずつ改善していきたいです。
内容に関して思ったのは、米国でのクラスアクション和解に関連して、日本における著作権のありかたが問われているという事です。コンテンツ産業の発達やR/W文化の広がりという潮流から考えても、現在の一対一対応的な著作権法の記述、枠組みでは限界があることは間違いないと思います。オプトアウト期限の9月までの間、日本の出版業界は和解に関してどのように動き変容していくのか、フェアユースをどのような形で日本に取り入れるのかといって動きは注視していきたいです。

輪読 市場を創る4章
探索費用の話をAmazonと商社のメタファーで説明してくださり、理解が深まりました。
それにも関連して、ロングテールは、「塵も積もれば山となる」モデルであり、それは「塵がつもる」所もかかるコストがインターネットによって著しくさがった事であるという説明は非常に説得的でした。

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