2009年5月17日日曜日

【書評】なぜ組織は「イノベーション」をつぶすのか?【小山】

Adrian Brown (原著), 池上 孝一 (翻訳), 鈴木 敏彰 (翻訳), 立木 勝 (翻訳)
なぜ組織は「イノベーション」をつぶすのか?


なぜ組織は「イノベーション」をつぶすのか?
というタイトルですが、タイトルとは内容が若干ちがいます。私としては、この本は
イノベーションがある環境
といったほうが適当ではないかと。
初っ端から出版社に対して喧嘩売ったような感じですが、内容はイノベーションについての入門書として優れていると思います。ケーススタディをメインにおいて、何がイノベーションを起こす要因になったかを追求して、一文一文に落とし込んでいます。ただし、もう少し、構成が分かりやすかったらいいかな。前半は章で多少被る内容があったし、後半は少々分かりにくい部分もありました。
全体的にスラスラと読め、特に前半部分はイノベーションについての初歩的な部分を、入門書という帯の位置づけのとおり、体系的に書かれていたと思います。
学校の授業やゼミなどで、簡単に実践できることも多く書かれていました。特にグループワークなどで力を発揮できるのではないでしょうか。使って、体に覚えさせたいと思います。

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