2010年3月29日月曜日

おすすめの一冊

こんにちは。春休み最後の投稿になりました!
今日は自分のお勧めの本です。自分で設定しておきながら選ぶことが難しく、迷いました。

『だから人は本を読む』 福原義春

2009年末にメディアで新着だったこの本と出会いました。自分が読んだことのない種類の本がいろいろ紹介されていて、読みたい本のストックをするきっかけになりました。
資生堂のトップとしてビジネスの世界で活躍する筆者が、読書を通じて会話を広げたり、自分を高めてきたという記述はとても説得力があります。自分とは比較にならない忙しさの彼があれだけの本を読んでいるなら、自分に時間がなくて読めないという言い訳はできない、と思います。
まだ一部しか読めていませんが、その中で気に入った本は、以前書評もアップした『ご冗談でしょう、ファインマンさん』です。この本で出会わなければ読まなかっただろう一冊です。

また、最近ゼミ内でも「最近どんな本読んだー?」という会話がよく聞かれますが、人から本を勧めてもらうのは、新しい本との出会いはもちろん、紹介してくれた人の新たな一面を知ることもでき、二重の楽しみだなと思っています。この人はこの本に影響を受けたのか!意外とこんな興味を持っているんだな!など。

ちなみに、私はずっとフィクションばかり読む人でした。
今回このブログを書くにあたって屋根裏に行って本を漁ってきました。自分の思い出もかねて何冊か挙げてみます。

『ダイスをころがせ!』真保裕一(無所属素人で選挙に立候補した元同級生を、脱サラして支える主人公の奮闘記。状況設定がすごくリアル。)
『いもうと物語』氷室冴子
『岳物語』椎名誠 
『ふとふり返ると』近藤喜文(ジブリでお馴染みの近藤さんのスケッチがまとめられた画文集。色鉛筆や鉛筆一本で人がいきいき描かれているのがすごく衝撃的で、小学校のとき、真似しようとしていました)
『はじめてのおつかい』『こんとあき』林明子(いわずと知れた名絵本。柔らかくて優しいタッチの絵なのにすごく印象的です)

小学校のときに、白須先生に物語を”表現読み”で読む授業を受けました。教科書とカラーテストの授業ではなく、先生の手作りプリントで段落ごとに登場人物の気持ちや筆者の意図、前の段落とのつながり、次の展開の予想…など何でもいいから自分で考えて想像を膨らませて挙手制で先生が次々生徒を当ててどんどん発言しながら授業を進めていく方法です。その影響もあってか、ビジネス書など知識を増やす本を、内容を頭に入れようと読むのも面白いですが、やっぱり小説や物語をじっくり読むのも好きだな、と思います。

屋根裏から下におろしてきて、次に読もうと思っているのは、『福翁自伝』です。

0 件のコメント:

コメントを投稿