2009年12月18日金曜日

【ホンヨミ!①1218】How to Turn Lemons into Money【岸本】

 子供でも分かる経済学の入門書の古典。(しかも絵本!)と聞いたのでアメリカの友人をパシらせて原典に当たってみました。邦題は「レモンをお金にかえる法」。


 とにかく内容は平易でした。レモンをお金にかえるには、レモネードを作って、雇った友達との労働問題を解決して、競合との価格競争に勝つ。それで利益が出ればOK。といった流れ。ちょっと知らない単語も出てくるので単語帳がてらに読むのもアリかもしれません。


 読んでいて感じたのは経済学は下手に日本語にするよりは原典の方が分かりやすい、ということ。これには2つの理由があると思います。まず、1つの単語に複数の訳が当てられていること。例えば「original investment」となるものも、辞書で引くと「原始投資」やら「当初投資」やら「最初投資」やら出てきました。「需要と供給」くらいかっちりしてて欲しいものです。また、熟語が続くとどうしても堅苦しさが出てきてしまうのも理由でしょう。「conciliation」は「調停」、「arbitration」は「仲裁」、「liquidate」は「弁済」「清算」などです。


 「出社が楽しい経済学」などを読んでいても常々思うことですが、経済学それ自体は私たちの身の回りの出来事に根ざしたものなんだなあと思ってしまいました。

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