2009年10月5日月曜日

【ホンヨミ!】ハリウッドはなぜ強いか【大賀】

赤木昭夫著「ハリウッドはなぜ強いか」(2003年、ちくま新書)
2009年10月4日読了

***

 正直に言う。大部分を、読み飛ばしてしまった。何故かと言えば、「出てくる映画の名前や内容を殆ど知らない」からだ。本書は(amazonの書評にも書かれているが)殆どが過去の映画作品やイベント、収入などを集めただけの内容となっている。その様相も相まって、私にとっては非常に「面白くない」本となった。しかし、ハリウッド映画のみならず全ての映画がその時代や社会を表現しているのだろうということはわかり、非常に関心を持った。メディアコムの小川葉子先生をはじめ、映画が好きな人は並大抵じゃないほどの情熱を映画に注いでいる。映画に対する評論や考察も、読んでみると奥深いものが多い。将来の就職先として、映画をも含むコンテンツ業界に興味を抱き始めた今日この頃が、映画の知識に疎い今の私では駄目だろう。時間を見つけて映画を見て、それを通して社会について学んでみるのもいいかもしれないと感じた。
 本書の内容に戻る。本書を読み、まず頭に浮かんだのは、「それで結局、ハリウッドの権威は今後も続くのか続かないのか?」という疑問だ。海賊版の流行やブロードバンド化による映画内容の流出など、ハリウッドが現在直面している問題はある。そのためにどのような対策を打てばいいのだろうか。本書の中には明確な答えは記されていない。ただ私が一観客として思うのは、「利益などの『せこい』考えを捨てて、芸術的で面白い作品を創ってほしい」ということだけだ。しかしハリウッドの体制が筆者のいうような「ビジネス」重視であるとすれば、それは難しいのだろうか。
 「ビジネス」的な考えと、「芸術」を重視するという考え。両者の並存のために、何ができるのか。答は簡単には出ない。しかし私は、「芸術」を追求すれば、おのずと観客は増えるのではないかと思う。ハリウッド映画は素晴らしい俳優たちと監督が揃っている。彼等の創りだす「芸術」を、けして無駄にしてほしくはないと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿