2009年10月4日日曜日

【キムゼミ!ホンヨミ!】ブレインの戦術【山本】

 リア王だっただろうか。
 記憶が定かでないが、劇の冒頭に「人間は、赤ん坊を包む毛布に使われる羊の毛に始まり、死体を焼くための薪に至るまで、生まれ落ちた瞬間から死に至るまで何かを犠牲にせずには生きられない傲慢な生き物だ」的なセリフがある。(かなりおぼろげな記憶なので、全然違う可能性大)
 夏休み、ある老人に将来の不安を相談しているとき、「広い宇宙の中で塵の存在でしかない自分が生かせてもらえていることにもっと感謝しろ。」と言われた。

 本書の著者は、小泉政権下で大変活躍された優秀なひとで、「若者は、年寄りに負けず衰退した日本を変えるために頑張れ」というメッセージのもと、そのためのハウツーを自身の経験を交えながら紹介している。
 彼の考えは確かに尤もなものだ。しかし私は(今は)彼の考えには同意できない部分がある。他のため、日本の未来のためではなく、他に出来る限り迷惑をかけないように生きていくという考え方も有りなんじゃないかと思うのだ。ただでさえ、人間は様々な生き物(この場合、人間・動物・植物全て)に迷惑をかけ続け、害を与え続けながら生きている。私が生きることによって他の生物が被る損害と、享受する利益を考えたとき、すべての人間が押し並べて世の中を変えることを目標に生きていくことはないんじゃないかと私は思うのだ。

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