2009年10月31日土曜日

ゼミの感想

【論文】

・獺
クラウド・コンピューティング(CC)をセキュリティ・アイデンティティ(プライバシー)・イノベーションという三つの切り口から分析していくやり方は、画一的な視点ではなく多角的な視点にたって物事を分析できる、国内では未だ分析されておらず、また、海外でも分析しきれていないという点で、非常に良いなと思いました。ただ、金先生が指摘していた様に、CCを分析していく上で、多くの切り口があるにも関らず、なぜこの三つの観点に分類したのかを説明し、説得できなければならいということは重要だなと思いました。もちろん、僕たちの班にとっても。そして、どのように分析を進めていくのかに迷ったら「構造化」すること。構造化して、分類したそれぞれのセグメントをさらに細かいレイヤーに分類すること、つまり、一つの現象に対する思考の深さを増し、それらを統合的に捉えることの重要性を実感しました。CCは個人的にすごく興味がある分野なのでこれからも楽しみにしています。

・美食
googleと日本の出版社との付き合い方をアマゾンキンドル(電子書籍)という視点から考えていく方法は興味深かった。プレゼンの中で、アマゾンキンドルのメリットと共に、従来の出版ルーツと、出版社の電子書籍化に伴うこれからの出版ルーツの違いに言及した部分があったが、非常に分かりやすかった。ただ、出版ルーツを変えることは取次や書店の存在意義を脅かすことになりかねないので、それらの存在との折り合いをどのようにつけていくのかなどの課題も残っているのかなと感じた。また、日本で発売されているアマゾンキンドルからダウンロード出来るのは、まだ英語で書かれたコンテンツだけなので、日本での普及にはもう少し時間がかかるのかなと、個人的には思った(英語だけのコンテンツなので、使用するユーザーが限定されると推測できるため)。いずれにしても今後の展開が楽しみです。

【4期プレゼンツディベート】

今回初めて4期が中心になってゼミを運営しました。内容はディベート。先輩達は積極的に議論に参加してくれただけでなく、楽しんでもいてくれたように思う。議論のやり方、どのように議論を進めていくのかを決めた過程はとても良かったと思う。ただ、個人的に議論中に若干集中力が薄れてしまった感があった。初めてのディベートでとても緊張していたということもあるが、ディベートテーマに対して自分が持っている答えとは逆の立場からの議論を要求されることの難しさを実感した。ディベートは難しい。
もうすぐ、本当に4期がゼミの中心となって、ゼミを運営していかなければならない。タイムマネージメントや司会進行を始め、難しい作業ばかりだと実際にやってみて驚いた。4期は2・3期に比べて人数が多いので、一人ひとりが主体的に、一人ひとりがリーダーという気持ちでゼミに参加することがこれまで以上に求められるのかなと思った。今回のディベートのやり方などを一生懸命、中心になって考えてくれた栫井、もえを始めとする皆さん、お疲れ様でした。

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