2009年8月27日木曜日

東京の夏

住宅街の和菓子屋
交番の打ち水

こんばんは!夏休みが楽しくて仕方ありません。終わってしまうのが恐ろしいです。

今年の夏休みは私にとって少し特別な夏休みです。なぜならば、これといってしなければならないことがないからです。やろうと思えば何でもできる時間がある。これは小学6年生以来のことでした。中学・高校の夏休みは部活・受験勉強の繰り返し、そして去年はアメリカへ語学留学。
何をして、どのように時間を過ごすのかを決めるのはすべて自分。強制も義務もない。そんな夏休みも半分が過ぎました。やりたいことがはっきりわかっていて、予定通りにしっかり行動できているかと言えばそうではないけれど(むしろほとんどできていないかもしれませんが)、自分なりの今年の夏休みのコンセプトは比較的順調に遂行できていると思っています。

そのコンセプトとは・・・・

「日本(というか東京)の夏を楽しむ」ことです。
私は東京に住んでいますが、知っているけれど行ったことのないところがたくさんあります。同じ東京と言えども、山の手地域、丸の内、下町、多摩、八王子・・・・そして東京周辺の県etc. 何となくひとまとまりに考えてしまいますが、実際に行ってみると驚くほど雰囲気が違う、ということがあります。それでも自分は東京に住んでいる。普段はいつも何かに追われ、ゆっくりと見たり感じたりしている余裕はないけれど、いつも私が歩き回ってるこの街には、意外とおもしろいことがたくさんあるのです。それらをこの夏休みを通して発見していきたいと思っています。ちなみに、私はクリスマスよりもお盆が好きです。なぜなら、皆が帰省したり行楽地に行ったりして、空になった東京のアスファルトにじりじりと照りつける太陽の光がいかにも夏らしいからです。
ということで、炎天下の中徒歩で東京の方々を巡る企画が順調に実行されています。まだ3か所しか行けていませんが・・・

・皇居内堀通り一周の旅

実際には5キロくらいしかありませんが、暑かったため結構な時間がかかりました。
コース:日比谷公園→霞が関→桜田門(警視庁前)→国会前→三宅坂ジャンクション(最高裁前)→国立劇場→半蔵門→千鳥ヶ淵(北の丸公園)→九段下→竹橋→永代通りから大手町→二重橋(といく予定でしたが丸善に行くため丸の内へ)
こうしてコースを眺めると、あたかも国会など有名どころ巡りのように見えますが、私が印象に残ったのは、・夏の千鳥ヶ淵は、青く生い茂った桜の木が涼しげで気持ちが良かったこと ・千鳥ヶ淵戦没者墓地の周辺がひんやりしていてなんとなく怖かったこと ・九段下あたりのどこかの交番がこち亀に出てくるやつみたいで、しかも水打ちをしていたこと(これを見たとき「いいねぇ!!」と、おっさんみたいに言いたくなりました)



・麻布十番涼納祭 麻布十番→六本木→広尾→恵比寿 の旅

麻布十番涼納祭は、日本各地からの出店があり、それらの屋台で郷土料理を食べることができます。また、各国大使館による出し物として、これまた各国の代表的な料理を食べることができます。日本で最も屋台の多い祭りとして知られています。そのためほんとうに混雑していて歩くのがやっとでした。この祭りが行われたのは麻布十番商店街。六本木の近くにあるイメージから麻布十番は高級な街と思っていましたが、実は蕎麦屋などが有名な昔ながらの商店街。一度平日にも行ってみたいものです。その商店街の入り口から六本木方面に戻りずっとまっすぐ行くと広尾に出ます。広尾もまた高級なイメージとは違い大通りを一歩中にはいると、「おもひでぽろぽろ」に出てきそうな商店街があります。そこから大通に出ると、明治通りになっているので沿って歩けば恵比寿に到着。

・戸塚の住宅街の旅

神奈川ですが。
意外と新しい街だな、という感じがしました。多摩ニュータウンのような住宅向けに開発された街。新しく大きな集合住宅が多い。そこで発見した和菓子屋がとても素敵でした。別に由緒ある老舗というわけではなく、普通の住宅の一部を店として利用している。住宅街の中にある店。東京ではあまり見ません。普段どのような人が買いに来て、どのような生活をしているのか。思わず写真に撮ってしまいました。そこで買った水饅頭を蝉しぐれがふりそそぐ公園で食べたこともまたよい夏の思い出になるでしょう。



散歩を目的に歩く。普段ならとても余裕のないことです。五感を鋭くして歩いてみると、今まで見れなかったもの、感じることができなかったものに触れることができる。東京とその周辺だけで、こんなにも夏を感じる手段が豊富にあるのです。フルに活用しなければもったいない!住んでいるのだから。

余談ですが、夏に限らず徒歩でいろいろな場所を歩くのが好きなので、なかなか面白い地域をご紹介します。
・東陽町→木場→門前仲町→茅場町→日本橋→丸の内周辺
(東西線沿いです。東陽町など道路以外なにもないところから、勝どき橋を渡るときの臨界の風景が最高です。)
・柴又、亀有、堀切、お花茶屋(京成線沿いです。下町だったら浅草などが王道かもしれませんが、こちらはもっと生活感があるので見ていておもしろい。土手は「男はつらいよ」に出てくるそっくりそのままです。和みます。かと思えば薄暗いガード下や、得体のしれないものが流れ着いている人気の少ない土手など、怪しいところがあるからまたおもしろい。)
・高田馬場→早稲田→神楽坂→飯田橋
(早稲田通りをずっと歩きます。早稲田の雰囲気が出ています。)
・ゆりかもめの台場より手前
(ゆりかもめからの風景は、華やかな台場地域というイメージがありましたが、お台場海浜公園より新橋寄りの地域(竹芝、日の出など)を見ていると、意外と古びたビルのベランダに錆びた家具が投げ込んであったり、早朝に人がぼーっと立っていたり、ここで誰がどんな生活をしているのだろう・・・と思うような一面もあるので興味深いです。)

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