2009年8月1日土曜日

【書評】オーバーアチーブ【岸本】

 ひとつひとつの教訓はゼミ内で何度も取り上げられてきたことであり、目新しさは無かった。参考になったのは育て方のところ。確かに上から目線で後輩を育てるという機会は少なくなく、育てるプロセスにおいても参考にならなかったわけではない。ただ、上司や「デキる人」がどうやって後進を見ているかという視点が興味深かった。ハイ・パフォーマーの「ひよこ」を見極めるポイントは自分たちが期待されているポイントであり当然身に付けていなければならないと言える。更に、「オーバーアチーブ」と言うくらいだから、これを当たり前にしなければならない。また、育て方ではゼミ内で活かせそうなことが多かった。基礎編ではあらかた普段のゼミで達成できていると思う。NCやブログのアップなど、またプレゼンなどが挙げられる。しかし、実践編はまだまだだ。研修(ゼミ内ではグループワークであろうか)の企画運営を任せてみるというのも当番制にしてもっとまわしてみるなどすれば、各メンバーの企画力や問題意識などももっともっと伸びていくのではないか。

 「良い意味で期待を裏切ること」これがオーバーアチーブの核であると言える。信頼を勝ち取っていくことが社会の中で求められているということがよく分かった。

0 件のコメント:

コメントを投稿