2009年8月15日土曜日

韓国合宿の感想

韓国合宿の感想

今回の合宿はとても実験的で、韓国という海外での様々経験から学んだ事はもちろんの事、自分自身の事をより客観的に知る事ができた合宿でした。僕自身、これまで、合宿などのような自分以外の人と数日間寝泊まりし、行動を共にする活動に対して少なからず苦手意識を持っていましたし、実際、合宿参加前は少し憂鬱でした。しかしながら、今回の合宿では、事前に決められたPlanが少なかっただけでなく、それ故に、各個人の主体的な意識や行動が求められたこともあって、「苦手/苦手じゃない」というレベルの話を忘れて、当事者意識と緊張感を持つことができました。そのような状況のなかでの班活動等の経験を通して、つまらない「苦手意識」を払拭できた気がします。これは自分自身にとって、大きな収穫の一つでした。

振り返ってみると、印象深かった事がいくつもありますが、まず2日目深夜に戸高代表、岸本君と行ったKT関係の勉強会はとてもエキサイティングでした。岸本君も書いてらっしゃいましたが、深夜の3時間あまりの間、KTを関係の情報を洗い出し、目を通してまとめ、各人が発表・共有するという、ものすごい時間帯にかなりの集中力と密度でかなりの作業を行った事は純粋に楽しかったです。また、実際にKTを訪問してみて、KTのQOOKは、Actvilaプレゼンの時に自分たちが描いていたようなIPTVのイメージにかなり近いものを既に実現していて驚きました。特にIPの特性を活用したUCC(UGC)の充実には目を見張るものがありました。カラオケの共有や、pandra.tvをプラットフォームとしたUSERへのエンパワーメント手法などコンテンツに対する意識の高さを感じましたし、また、単純にUIの美しさに関しても感心しました。

映像制作の班活動では、「金ゼミ」をテーマに、せいしゅんぴんくのムービー制作現場や岸本君の班のインタビュー映像の裏側、デクスター班企画の交流パーティなど、各班の活動を追って記録する事を行いました。ですが、撮影した映像の内容以上に、班活動をとおして班のメンバーの個性や視点、ゼミでは見る事のできない表情を知る事ができ、班のメンバーの人間味を感じることができた事は貴重な経験でしたし、また同時に自分自身の事を知る機会にもなりました。てんむす班のみんなには、心から敬意と感謝の意を示したいです。

また、企業訪問・映像制作といったゼミ活動以上に、連日に渡って行った金先生やゼミ生との話合いから得られたものは計り知れません。印象的だったのは、「事前に決められているプランによって行動を縛られていると、逆に(それに従ってさえいればいいから)楽をしてしまう」という先生のお言葉でした。確かに、今回の合宿のように、ガチガチにプランが組まれているわけではない中では、責任感やコミットメントの差が生まれやすかった(自分を含めて、実際に差があった)と思うし、そのような中での当事者意識、主体性を各個人がどのようにドライブしていくかという事が問われたと思います。「ゼミ全体としての責任感」を生むために、各人がいかにして「責任ある自由」を果たして行くか、このことは今回に限らず後期のゼミにも活かしていけたらと思います。

合宿全体を取り仕切ってくださったジョニー君・戸高代表・大賀副代表、時間を割いて御指導してくださった金先生、お忙しい中わざわざ駆けつけてくださったハンさん、そして、3期生4期生のみんなに、重ねて感謝の意を示したいです。ありがとうございました。秋学期も、よろしくお願いします!

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