2009年7月8日水曜日

【ホンヨミ!】速プレ-カリスマがこっそり教える企画&プレゼン30の極意【大賀】

竹島慎一郎著「速プレ-カリスマがこっそり教える企画&プレゼン30の極意」(2004年、アスキー)
2009年7月8日読了

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 プレゼンの「魅せ方」を解説した指南書。4つの方法を軸に書かれている。だが申し訳無いが私は、この本の文体があまり好きになれなかった。カリスマプレゼンターである筆者が、わかりやすくかつ面白く読者に伝えるために、ジョークを多分に用いていることはわかるのだが、実際に文章としてそれを読むことには少々辛いものがあった。実際に筆者と会って、あるいは筆者のプレゼンを聞けば印象も変わるのかもしれない。しかし本書に書かれているプレゼンの極意はどれも役立つものばかりだった。今後に生かしていきたい。
 私は今まで、プレゼンに関するこういった指南書が大嫌いだった。本の言うことを鵜呑みにして、自分の思うような形でのプレゼンが出来なくなるのではという恐れがあったからだ。事実、今もそう感じている。プレゼンは慣れだと思う。私自身、昨年度李ゼミで、そして今年に入り金ゼミで何度も発表する機会を得たことで、最近やっと出来るようになってきたという感じだ。指南書はあくまでも参考程度に留めておいて、どんどんアウトプットしていく姿勢が必要なのではないか。筆者も述べている通り、プレゼンはコミュニケーション行為である。聴衆に向けて発表することで、はじめて自分自身のプレゼンの良さ・悪さがわかるのだ。
 本書で書かれていることの中で最も役に立ったのは「フローチャートの使い方」だ。社会に出れば企画書を書くこともあるだろうが、そういったときに役立つ機能だろう。そもそも私は今までフローチャートを用いたプレゼンをやったことが無かった気がするので、適切な時に使用していきたいと思う。

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