(照屋華子・岡田惠子著)東洋経済新報社
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ビジネス著書で知られる勝間和代氏がマッキンゼーで働いていた頃、「ビジネスにおいてロジカルでないコミュニケーションは全て”おままごと”である」とその重要性を教え込まれたと述べていたが、誇張ではない。きちんと論理的に構成された情報でないとビジネスにおいて人に伝え、動かしていくことはできない。ロジックができていなければ、ビジネスが成り立たないのである。
論理的思考はビジネスに限らず、なににおいても言えるのではないかと考える。
例えば人生。人生を効果的に考えていくにあたってロジカルシンキングは非常に有効である。
切り口は一例でしかないが、人生を以下のフェーズにて分けてみた。(企業の戦略も同じことがあてはまる)
<目標>
自分はどういう夢があり、どういう人間になりたくて、なにがしたいのか。
<現状把握>
現在の自分の能力はどれぐらいで、目標に対して何が足りないのか。
<アプローチ方法>
自分の現状から、目標に少しでも近づけるためにはどのようにアプローチすればよいのか。
その手段は?そのタイムスケジュールは?
こうして論理的に整理することによって、今何をすべきがが見えてくる。
よく論理的思考とcreativity(創造性)は別のもの、相反するように語られることがあるが、それは違うのではないかと思う。論理的に考えるその思考プロセスや、切り口などは実に創造に溢れたものである。ロジックロジックと囚われるのではなく、自らの感性や発想力なども磨いていく必要があるであろう。
MECEの切り口の演習なども豊富で論理的思考を身につけたい人にはぜひお薦めしたい。
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