2009年5月10日日曜日

Google 最強のブランド戦略 / ニール・テイラー

私が毎日、空気のように当たり前にあると存在しているもの。困ったことがあると、すぐに尋ねる人。それがグーグルだ。

「ググる」という動詞は、いつの間にか私の生活パターンの中に入ってきた。ネットを開いたら、グーグルで検索しない事の方が珍しい。さらにgmailは、私が出会った中では最も使いやすいフリーメールだ。もちろん、gmailをチェックしない日は無い。

もしも明日、グーグルがすべてのサービスを停止してしまったら、どうしようか。もちろん、他に検索エンジンはたくさんあるし、無料のメールサービスだって代わりが効く。しかしそれでも、私はきっと虚無感を覚えるだろう。それは、私がいつの間にか、グーグルの機能だけでなく、グーグルというブランドに惚れこんでいたからだ。

この本では、グーグルの提供するサービスより、そのブランドとしての価値について書かれている。インターブランド社の「ブランドチャンネル」調査で、「世界で一番愛されているブランド」に選ばれたグーグル。なぜグーグルは、そこまで人々に愛されるのか。ユーザー第一主義、検索へのこだわりを続け、そして遊び心も忘れない。この本には、ブランドとしてのグーグルの魅力について、様々な分析がされている。

私もグーグルの魅力に引き付けられた一人であり、中々グーグルから離れられそうにない。たとえ、ストリートビューに自宅を撮られたとしても。

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