2009年5月10日日曜日

明日の広告

『明日の広告』 佐藤尚之 アスキー新書

まず、広告を知らない人向けに、広告をラブレターにたとえて書かれており、とても読みやすい。
日本人の筆者が日本国内で仕事をしたときの実際の経験も交えて書かれているため、具体例も馴染みがあり興味がわく。何冊か本を読んで、知らない人にわかるように言葉にすることは難しいんだろうな、と思う。

全体を通して思ったことは、細部の技術や専門知識も必要だけれど、いま自分が何を何のためにやろうとしているのか?の軸からずれないこと、が大切。広告では依頼によって広告の趣旨も、伝えたい消費者が違うのだから、パターン化した発想にあてはめて技術を争うのではなく、常に上記の考えを忘れないこと。本の言葉を引用すると、「消費者本位」ということ。これは広告だけではなく、いろいろなことに共通して言えると思う。
将来の見通しをとても明るく考えていたのも良かった。これからの世界が変化するなら、自分も怖がらずに変化に応じればいい! どうしてそうなるのか、どういう方向に動くか、考えることはもちろん大切だけれど、深刻になって悲観的になるより、さとなおさんのようにもっとポジティブにとらえたい。
さとなおさんページ:http://www.satonao.com/

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