筆者のことは、朝日新聞に載っている最近のCMについてのコラムで知っていた。最新のCMについて、筆者の好みも含めてコメントしているコーナーで、面白いなと思っていた。
イエス・キリストが広告の天才だったという視点は確かにと思わされた、広告をこのように広義にとらえると、意外なものまで広告とされる。広告自体を商品と捉える考え方も紹介されていて、新しかった。
本書では、広告の広い歴史については触れられていたが、これからの広告のありかたや今の問題点
について考察、言及するのではなく、今の広告の作られ方について実際の仕事内容などを現役の実力びある人たちの言葉をそのまま載せて紹介する形。『明日の広告』とは問題意識も、視点もちがい、少し物足りなく感じた。新しい本なので、使われる具体例に馴染みがある点は良かったが、ひとつひとつを浅く広くの取りあつかいで、昔見た広告の記憶を呼び出しただけで、新たな印象は追加できなかったのが残念だ。
データとして書かれていた、最も広告費を使っている業界が、化粧品・トイレタリーというのは意外だった。多い印象を受けた食品は第三位だった。
最も難しく、身近なのは自分を広告することかもしれない、とイントロダクションを読んで、思った。
0 件のコメント:
コメントを投稿