IDが至る所で発行されている。yahoo、googleのようなメールサービスなどから韓国では国民番号のようなかなり公的な性質を持つようなIDも発行されている。このようにIDが発行され個人と一対一対応するようになってから、One to Oneマーケティングがにぎわいを見せている。One to Oneマーケティングとはamazonの「この商品を買った人はこんなものも買っています」というターゲッティングなどである。
このことを少し考えるとセキュリティの問題が現れる。実際一部の人々からかなり避難されているようだ。決済など人々の生活に直接影響することがIDによって処理されるようになったのだから無理もない。指紋認証、角膜認証など本人確認の技術が向上してきているといっても不安は残る。この不安に拍車をかけているのは、OpenID化によるものだ。実際多くのIDを持つ事を不快に思っている例も少なくない。OpenIDはユーザーにもベンダーにもwin-winな関係をもたらしているように見える。
しかし、一方でこれは一つの認証手段を突破されると芋づる式にすべてのIDをぬかれることを意味する。OpenID化に伴い、IDを抜かれたときのリスクは高まると言える。このIDを抜かれたときの補償はほとんどないといっていい。IDが付与されることによって便利になることも多い。だが、全てがID化され個人情報がIDによって管理されることになると妙に何かに恐れているような感覚を持たねばいけなくなる。なるべくデジタルで解決しようとするのは効率的ではあるが、重要度に応じてID化の範囲、どんな情報を集積するのかなどユーザーに選択権を与えるなど適切な対応をしていかねばならない。
2009年12月3日木曜日
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