2009年5月13日水曜日
0508ゼミの感想
レッシグ氏の講演、Creative CommonsについてのDiscussion
今回行ったように、一つのテーマについてOne Slideプレゼンを行うのは、多様な視点や考え方を共有し議論する方法として大変有効だと思いました。「アマチュア本位の制度ではないのか?」「CCの法的効力」「ゲーム理論の視点からのCC」など、自分では決して考える事のできない視点からのプレゼンばかりで勉強になりました。特に印象に残っているのは、岸本君が発表していた、CCに頼らないHybrid Economy文化の収益モデルの話です。違法アップロードに対するYouTubeの対応として、①ブロック②トラック③マネタイズという、プラットフォームがもたらすHybrid的な解決は個人的に衝撃的でしたし、他にも同様のケースがないか、チェックしていこうと思います。また、金先生が仰られていた、「著作権と特許の方式の違い」の話に関連するものとして、取引費用(検索・交渉・監視のコスト)の話は知りませんでした。人間の行動をガバナンスする際の4つのファクターの話も大変納得しました。
輪読「市場を創る」1〜3章
人間の持つ無限欲求と希少な資源という「条件」の下で効率的生産配分を「目的」とし、どのような手段を採用するか、という最も重要なフレームの話は大変衝撃的でした。政府が全てを国有化し管理しようとする中央集権的計画経済なのか、自律分散的な市場経済なのか、あるいはコラボレーション・ボランティアが生む第3経済を採用するのかという事は以降の章に取り組む上で、常に頭の中にフレームとして置きつつ読み進めようと思います。個人的には、「第3経済」というのがどのようなものなのか具体的にまだイメージできていないので、調べてみる必要があると感じました。また上記のフレームの話にも関連して、第3章の「ライセンスか強制ライセンスか」という議論も刺激的でした。
経済学的な基礎知識が無く、理解に時間がかかってしまう箇所がたくさんある本ですが、一章一章丁寧にできるだけ深く理解できるように読んでいきたいです。
2009年5月12日火曜日
ゼミの感想
完全に自己管理の甘さです。以後気をつけます。
レッシグ講演について
ひとつの講演の中に人数分(むしろそれ以上)の見方・受け止め方があって、それが純粋に面白いと感じました。
クリエイティブ・コモンズに対して、私はあまりポジティブに受け止められなかったのですが、それはクリエイティブ・コモンズをネット上の二次加工に対して消極的な姿勢で許可を出す人のための手段(営利のために仕方なく)として捉えていたからで、著作権というものの特性を踏まえたとき、アマチュアの積極的な手段としてクリエイティブ・コモンズが意志表示システムとして機能することを視野に入れていませんでした。クリエイティブ・コモンズを使うのは個人の判断に拠っていて、「使っても良い」という許可というよりも「使って欲しい」という意志表示となる、という考え方に目から鱗の気持ちでした。
著作権と特許の違い、改めて考えると上手く言葉にならなくて、金先生が以前、あいまいな知識ではダメだ、と仰っていたのが身に染みました。
輪読「市場を創る」
最初に経済学入門、という本の帯を見てひるんだ通り、理解し切るのが難しい内容でした。
計画経済という言葉に感じられるネガティブさに、漠然と計画経済イコール良くないもの、という見方をしてしまっていました。日本はむしろそれに近い、というのにも衝撃を受けましたし、結局計画経済が崩壊することは、長いスパンで見ると自由な市場経済が崩壊するときよりもダメージが少ない、というのにも驚きました。どちらも計画経済の本質を理解していたら、もっとすんなり納得できたのだろうと思います。勉強しなくては。
Brand Myself以来の初プレゼンだったのですが、準備不足と自分の甘さを文字通り痛感しました。
今週はNCのコメンテーターの担当なので、そちらは万全を期して臨もうと思います。
私事なのですが、今日初めてメディコムの研究生証が役に立ちました!
学生証の代わりに使えます。もしものときはぜひ!笑
2009年5月11日月曜日
0508ゼミの感想
Creative Commons議論
CCの話だけではなく、CCを前提とした著作権や広告へと話題が広がり有意義だったと思う。著作権は著作物を作った瞬間に発生してしまうために、現在のネット上では誰もが著作権者になりうる。そのために意思表示を簡単に、発信する側が行うためにCCがある。というロジックの整理や、意識的な(著作権に敏感な)ユーザーのみ使う、すなわちプロは基本的に用いないという流れが整理できたのが良かった。
その一方でCCにはプラットホームとしての側面があるのではないかとも思った。多くのユーザーが参加し、共通のライセンス形式を用いているため、安心して二次、三次とN次利用の輪が広がる。そこにプロが混ざり、プロアマの垣根を越えたコラボレーションが行われる。というような具合だ。
たくさんのアマチュアを束ねて関心およびアイボールを集める事で、広告収入を得るというモデルは昨今のネットサービスを支える1つの重要なものだ。こうしたネットサービスとCCのようなライセンスを組み合わせる事でもっと外部性が増大するようなビジネスモデルが出来るのではないか。現にニコニコ動画では「ニコニ・コモンズ」のような著作権ガイドラインが、またYouTubeでは著作権フリーの音楽素材などが使えるなどといった例もある。
あと、今回の議論は元々自分が単身で講演会に行きたいのでゼミを休もうとした所、先生が皆で行った方がいいと仰り、更に田島さんの意見で議論にまで繋がったという経緯がある。このように皆の希望からゼミが柔軟に機能することもあるので、もっと(型破りな)提案をしてもいいんじゃないかなと思いました。
ついでに、いくつか話題に上っているのでディズニー関連をひとつ。レッシグ氏の本・プレゼンでも取り上げられているのですが、ミッキーの初劇場公開映画の「蒸気船ウィリー」は同年の喜劇映画「キートンの蒸気船」のパロディです。(原題とかそのまんま)著作権に相当厳しい割にはデビュー作は二次創作的であると笑
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市場を創る1~3章
いかに自分が浅い読み方しか出来てないかが分かった。先生がまとめてくださった経済の大枠と金銭的インセンティブの関係が非常に明瞭だった。ボトムアップ型の暴走はどうすれば防げるかという問いに対する権力の分散(チェック・アンド・バランス)はシンプルながらも説得力のあるものだった。そしてそれに伴い独裁は必ずしも悪い結果になるとは限らないが、長期的に見ると失敗した時のダメージが大きいというものも歴史を見ると頷ける。
製薬市場の例はインセンティブの設計そして、国際的な市場を見る上での興味深い思考実験が出来る例だと感じた。自分ではローンを途上国に組ませても面白いとは思ったが完済できるかは怪しい。そうなるとまた別の問題が発生してしまう。双方の利害を調整し、上手く持続的にワークさせるのは難しい。また、途上国同士が寄り集まって連携を取る、知財を創作しない国には知財保護は要らないのではないかという話が非常に新鮮だった。
ゼミの感想
5月8日のゼミの感想
クリエイティブ・コモンズ自分のプレゼンは明らかな失敗。
最初から失敗する可能性の高いもの、って自分でも分かっているもんだなと良く実感。
かっこつけても逆にかっこ悪いと。
去年のゼミで指摘された自分のウィークポイントに通じる部分があるので根本的な解決が全くできていないことを痛感。
まずは実力つけてからかっこつけよう。
そのためにも今は読書に励むべし!!
自分の反省は以上のようなもので、他の皆の発想はたいてい、やはりビジネスモデルとか、アーティスト視点の便益になっているのが目立つ感じがした。
それ以外の切り口が難しいからでもあるんだろうけど。
時間がたって、皆の切り口がもっと独特に研ぎ澄まされてきた時にでももう一度やってみると面白いと思う。時間と成長は物の見方を深くすると思うから。
日本の2次創作については、自分もよく知っている分野のうちの一つだ。
この分野では世界で最先端を走っていると思う。
ニコニコ動画、コミックマーケットなどを見れば瞭然だろう。
この2次創作の可能性を認めることは世界を広めることでもあると思う。
例えばラヴクラフトによって描かれたクトゥルフ神話のようなものはその成功例であると思う。
短期的には短所が良く目に付くことではあるが、長期的な視点に立てばそれは長所にかわるかも知れない。成功というものがどういうものか分からないが、これからも注目すべきであるのは間違いない。
市場を創る
経済学部生であるが、金先生の解説した根本部分を、授業で示された、単純な図式にまで落とし込める自信はない。そういう意味で、まだ自分は経済というものを理解しきれてはいないということが浮き彫りになった。特にこれからは小手先だけでは通用しない。
ある本に、日本についてのジョークのうちの一つで、ケインズとマルクスの2人に、自分たちの推す経済学を利用して最も成功した国はどこか、と聞いたら2人とも「日本」と答えるそうです。
日本人には、日本の経済のうち計画経済という部分を意識する機会が中々無いように思う。
教育が原因なのか、それともイデオロギー的な側面に支配されたのか、もっと他の理由があるのか。
気になる部分ではある。
0508ゼミの感想
CCについて
CCについて考えるとき、そもそも私は著作権について曖昧な知識しか持っていなかったことに気付きました。先月の合宿のときに大石先生が「抱きしめてから、突き放せ。批判する対象を知らずして批判するな。」とおっしゃっていましたが、正に私は今回著作権についても、CCについても明確な定義が出来ていないにも関わらず両者それぞれの現状に対して端から批判的な視点で見ようとしていました。しかしそんな私も金先生や皆のプレゼンのおかげでゼミが終わるころには著作権とCCに対して一定の理解を得ることが出来ました。
また、私は「Remix作品やMADは、DisneyなどそもそもRemixする対象に対して制作者と視聴者がある程度前知識を持っているからこそ成り立つものだ」という旨の話をOneSlideのプレゼンでしました。ミッキーが登場するMADは、視聴者が皆ミッキーは夢の国の有名なキャラクターであるという共通認識を持っているからこそ、MADの中での、ミッキーらしからぬ行動が視聴者を楽しませるのっであって、全く無名のキャラクターのMADは視聴者を楽しませることはできないでしょう。現時点で十分収益がとれている巨大プロ集団は、そもそもCCに参加しないという話が出ましたが、それでは前述のような巨大プロ集団の商品を扱ったRemixやMADは依然として不法作品のままになってしまい、CCの目的のうちのひとつである新たな創造を促すというという点は達成されないのではないかと思いました。
(藤田くんの貼ってくれたMAD面白かったです。落ち込んだときとかにまた見ようと思います。)
市場を創るについて
金先生の、条件・目的・手段という話がとても分かりやすくて良かったです。私の知り合いに、共産主義の復活を夢見ているおじいちゃんがいます。彼の話を聞いていると、計画経済寄りの市場主義でなく、純粋な計画経済が実現可能なようについ思えてしまっていました。計画経済イコール共産主義ではないですが、今回純粋な計画経済が何故実現できないか理解できたので、今度そのおじいちゃんに今回の条件・目的・手段の話をしてあげようと思います。
来週は自分がプレゼンの番です。あまり自信がありませんが、今回の皆のプレゼンを参考に、BRAND MYSELFより少しは良いものを作りたいと思います。
0508 ゼミ感想
◎CCについて
MLで「CC自体についての説明をしたらどうか」と案を投げたのですが、考慮して頂けてよかったです。思ったことは言ってみるものだと思いました。ただ、今回は提案をしただけで、実際は戸高さんに丸投げ状態になってしまったので、今度からは提案し、尚且つそれに責任を持てるように行動力を向上させて行きたいと思います。
プレゼンについては、同じ講演を聴いてもそれぞれに着眼点が違って面白かった。自分にはなかった発想もあり、はっとさせられることも多かった。このプレゼンはチェックシートの対象ではないので、このブログの場を借りて良かったポイントを挙げたい。私が「いいな」と思ったのは、pptがシンプルで、口頭で内容を上手く説明しているプレゼンだった。なかでも関取さんのpptが面白かったと感じた。スライドの「教育」の二文字のインパクトが大きく、興味を惹かれた。スライドの情報量が少ないので、聞いてみようと内容に惹き込まれた。pptにどれほどの情報量を入れるかは難しい問題だと思う。口頭での説明をわかりやすくするためにある程度の情報はあるべきだが、逆に充実させすぎてスライドを見ただけですべてを理解できるほどになってしまったら、口で説明する意味がなくなってしまい聞く側の興味をそいでしまうからだ。
議論のあと金先生の説明を聞いて、自分のCCの捉え方は少しズレていたと感じた。CCを意思表示システムだと考えると、著作権をとりまく問題すべてを解決するものではないけれど、(レッシグ氏自身もそういう意図によるものではないと説明している)CCはなかなかいい発明品だと思う。あれこれ文句をつけてみる前に、とりあえず自分ももっとCCというものを活用してみようと思った。
金先生の「ネットってどうすごいの?どうして役に立つの?をちゃんと考えてみて」という言葉はとても刺激になった。言葉だけでわかった気にならず、深く考える機会をもっと持ちたいと思う。
◎市場を創る
先生の「経済」図解は面白かった。「効率的配分」は政治学の授業でよく耳にした概念だった。
また初めて本格的なプレゼンを行ったが、自分のなかで「Brand Myself」の時より良くなったかなと思えたポイントがいくつかあったのでとりあえず満足している。しかし、まだまだ問題は山積。まず、大賀さんからの指摘もあるように、議論進行が全く至らなかったと感じている。
このプレゼンの時以外もずっと感じたのだが、自分には議論を深めるための、深く鋭い着眼、発想のキレというものが本当に足りていない。誰かの言っていること、事実とされていることを鵜呑みにしてしまって、わかった気になってしまう。本当はその根っこに議論の端っこが隠されているのだと思う。今回も、藤田さんの「誰が暴走を止めるのか、また暴走と誰が判断するのか?」という疑問のキレに、そういうことを全く考えてなかった私は本当にびっくりさせられた。毎回毎回、ほかの金ゼミ生たちのキレのある発言を聞いては、ひじょーにくやしい思いを抱かされている。センスの違いなのかもしれないが、それを言ってしまってはしょうがないので、なにか方法を考えてなんとかしたい。さらに、具体的モデルを提案できるようになりたい。
2009年5月10日日曜日
ゼミの感想
ゼミの感想を書きたいところですが、欠席してしまい何をやったのかがつかめないので何も書けません。すいません。今回再認識したことは健康管理も勉強と同じくらい大事ということでした。
また、皆さんの感想を拝見させてもらったところ皆が皆「手段」と「目的」の違いと、それを正しく認識することの重要性について言及していた気がします。このことは金先生が仰っていた言葉のようですが、自分もそう思います。目指すべき目的を達成するための手段を、目的と混同してしまったら最終的に目的を達成することが出来ないからです。手段はあくまで手段として捉えることで広い視野がもてて目的達成までの広い道筋が開けてくるのではないかと思います。
ゼミに直接参加できてないので、これくらいしか書けませんが、次回はしっかり参加したいと思います。
0580ゼミの感想
レッシグの講演をうけて各自が思った疑問を発表したことは、自分にはなかった様々な視点を学ぶことができてとてもおもしろかった。他の方があげた疑問点で今回あまり議論されなかったことも、気になった点は自分で調べてみたいと思う。
議論を通じ、まず特許と著作権のちがいについて確認できてよかった。また、著作権は自動的に発生するが、そうした作品に対する個人の意思を広く表示する場がないという事実には、これまで私は意識したことがなかっただけにはっとした。さらに、CCは収益の面でも法的な面でも完全ではなく、あくまで意識の高いユーザーで成り立っているということもなるほどと思った。
先週の講演からこうしてゼミの議論にまで発展できたことは、大変有意義であったし、この議論につなげようという提案にはとても感謝している。
・『市場を創る』
これまであまりふれることのなかった経済原理について、その根本を学ぶことができてよかった。人々の無限の欲求と、希少な資源をいかに効率的に生産・配分するかということが目的で、経済システムはその手段。そうした一番の基礎が見過ごされがちなのには注意が必要だ。特にトップに立つ人間には、既存の経済システムの在り方を前提にいかにそのシステムを牛耳るかではなく、資源の生産・配分の仕方についてよりよく考え、柔軟性をもって手段としての経済システムを創造しようというスタンスが必要だと思った。
0508ゼミ感想
著作権と特許の違いは?など、明確な定義を確認することなく、なんとなく使っていた用語についても確認することができた。改めて問われると、人に説明できるように答えられないことが情けないと思った。
Creative Commonsの発表では、一人でスライドを作っていたときには気づかなかった視点がたくさんあった。持っている知識が同じくらいでも、発想の転換は心がけたい。
また、鵜呑みにせず逆に視点からの発想を気にするあまり、どうしても基礎知識を飛ばしての批判に偏ってしまっていたような気がした。
「Creatice Commonsはかつてなかった、著作権者の”この作品使っていいよ!”という意思表示のための機会を提供するvoluntary組織!」
「CreativeCommonsは著作権を否定しない、むしろリスペクトしている!あくまで著作権の補完役として存在する。Creative Commonsとしては完璧な法体系ではないけれど、それでも問題はない」
という基礎知識を先生から提示されてからは、議論の論点が整理されて、方向性もぐっと変わった気がする。
個人的には、学部の授業で法に触れるため、法制度としてのCreative Commonsについて気になったので、先生からのこの指摘にはなるほどと思った。
【『市場と創る』輪読】
途上国と薬開発企業のジレンマの話は難しい問題だと思った。優先すべき側は簡単に決められないの に、どちらかに偏った話を聞くと全体像が全く変わってきてしまう。
また、大賀さんのブログにあった
”インターネット市場が持つ危険性は、「市場が崩壊する」ということよりもむしろ「市場内での共通ルールが定めにくい」という点にあるのかもしれません”
というのは、私がCCの議論のときに感じた疑問点と似ていた。今まで各国独自でやっていたことが、ネット市場の出現で一瞬で取引ができるようになると、どこまでは国際的に足並みをそろえて、どこは譲れないのか、はっきりしないところがたくさん出てくると思う。
その点で、「日本では法に背くと思ったことは全部リスクをつぶさないとやらないけれど、アメリカでは少しくらいあやふやなところがあっても、とりあえず始めて、味方をつけてから、法を動かしてしまうやり方」という見方に、日本とアメリカの顕著な違いを感じた。
来週サイゼ行きます!
ゼミの感想
ゼミの感想を投稿します。
CC
著作権と特許の違いなど法律に関して考える事が少なく、無意識に逃げていた分野であったのでゼミでの議論は新しいことに触れられた気がしてとても楽しかった。
著作権が自然発生することを恥ずかしながら知らなかったので、今までクリエイティブコモンズの意義がよくわからなかったが今日納得することができた。
半年ほど前にCCに登録している文献だけを参考にして、レポートを書くということをやったが、まだまだCCに登録している素材が少なく、2次利用の可能性が限られていると感じた。CCはネットワークの外部性が働くと感じたので、いかに登録されたコンテンツを増やしていくがが求められていると思う。
市場を創る
経済の基本構造について理解を深めることができた。基本的に任せ、必要な部分を政府が補完することで市場が最大の効果を発揮する。収益というインセンティブを効率的に高め、それが市場のプレイヤーたちのインセンティブを高めるという循環する構造をもっていると感じた。
金先生のおっしゃった手段の目的化は僕自身やりがちで、気がつくと手段を目的化してしまう事が多くある。
手段は柔軟に、ビジョンは変えないということに対して常に意識していきたい。
ゼミの感想
CCについてまったく理解していなかったことを実感。先生が「レッシグの話全部がCCではない」と言っていたが、まさに混同していた自分がいて、そういう意味で今回は知識の整理もできたので良かった。
ようやく知識が整理されてきたところで議論の時間がほとんどなかったのは残念だったが、その後いくつか考えたこともあった。そのうちの一つに、CCが意識の高いユーザー向けであるという点に対する疑問がある。ユーザーのvoluntaryに頼り続けるようでは、CCの普及は望めないと思う。普及したとしても、いわゆる「アマチュア」による宣伝を望む比較的マイナーなアーティスト達と、使命感のあるほんの一部のアーティストにとどまってしまうのではないか。また、以前からある著作権フリーの意思表示をしているクリップアートのサイトなども多くあるくらいで、あえてCCを使うことになるのか疑問だ。
今後、「アマチュア」たちはさらに活躍していくのはもはや不可逆的ではないかと思う。そのような未来において、意識の高いプロたちを生むため、少なくとも著作権に対する意思表示を促すような教育を、美大や総合大学の美術系一般教養科目なんかで進めていくのも良いのではないかと考えた。アートはエンターテイメントだと思う。才能溢れた「アマチュア」の創作は、心から人を楽しませ感動させるというアートの本質をついてるんじゃないか。今後、もっとアマチュアの才能が発揮されるようになってほしい。
●市場を創る
最近もっぱら経済に関心のある僕にとってはとても楽しい時間だった。なんとなく覚えてるなー程度の話は多いが、それを「条件」「目的」「手段」という構造で体系的に説明することは絶対にできなかった。この構造を学べたことは大きい。今後この構造は、様々な事象にあてはめ、考えることができるのでは?と思った。
また、暴走に対抗するメカニズムの話も面白い。しかし、暴走の結果痛い目に遭わなければ人間は変われないのではないかとも思った。アメリカだって、イラク戦争や金融危機で痛い目に遭っているわけだ。けん制メカニズムを制度に盛り込むことも、逆の規制緩和も、結局は手段のバランスなのかなぁーと。
最後に、手段の目的化には気をつけようと思った。
0508ゼミの感想
・CCについての議論
みなさんのスライドを見ていて、ガチガチになった自分の思考がほぐされるようだった。どうも自分には未来志向が足りないようで、既に結果が見えていて、多分こういう議論になるだろうと予想のつくようなことしか考えられなかった。それに比べ他の人のスライドには「どうしたらよくなるか」ということが既存の考え方にとらわれない形で素朴な疑問として現われていた、と思った。 一人ひとりがスライドを作ってくる、という方法はこのように自分の考え方に刺激を与えられるのでとてもいいなと思ったが、ただ投げるだけで終わってしまった感が否めなかった。人数が多く一つ一つ議論している時間はないが、何らかの形で一つの大きな論点まで終結できたらよかった、と感じた。
CCを導入することでプロが損をするのではないか、という疑問を私を含め多くの人が提示していたが、今日の議論と金先生の仰っていたことを聞いて、そもそもCCは得とか利益とかはあまり関係がないのではないか、と感じた。CCは「完全な著作権保持と完全な著作権放棄の間の中間層を埋める役割を果たす(CCのHPより)」もの、つまり作品を非営利目的で製作したいと考えるアマチュアに適したものだ。それにCC自体が非営利目的のプラットフォームだ。利潤に関することは2次的なことにすぎないのではないかと思う。やはりCCは「創造文化のプラットフォーム」というコンセプトがメインだと思う。 「現在の、ら抜き言葉や若者の中で使われる新しい造語を言葉の乱れだ、という人達がいるが、すでに言語体系の変化は何百年も前から起こっていた。現代の言葉はそれの集大成であるだけだ。従来の文法を維持したがる者は単にある一時期の文法体系を絶対視したいだけだ」と、先日の国文学の講義で学んだ。プロの作品のクオリティーがさがる、などの懸念もあるが、なにせ「創造は異端から始まる」のだから、最初は違和感や批判もあるものだ。CCが今後この「異端」の活動のチャンスをより広げていくことを期待したい。しかしCCの今後の普及には、良識のあるユーザーにしか認知、使用されないことや、CC自体は永遠に非営利でやっていけるのか(インセンティブが弱い?)、などの問題があると思う。
・輪読
「市場をつくる」とは、希少資源を効率的に生産・配分するための手段として行われている経済活動の場としての市場をよりよく機能させることだ、ということが漠然としたイメージではあるがよく理解できた。よりよく機能させるためには、取引費用を少なくする。そのためには生産、技術、流通、金融それぞれのセクターにおいて、イノベーションが必要であるが、それにはまた情報流通や政府基盤(私有財産権、契約、など)が欠かせない。
今日の議論を通して感じたことは、何事も大きなインセンティブになるのは結局収益なのだ、ということだ。当り前のことかもしれないが、常に議論が最終的に行き着く先は収益モデルをどうするか、ではないかと思う。 第三経済という言葉が出てきた。取引とは買い手と売り手の得が一致することが必須だが、この第三経済では売る側に金銭的なインセンティブを持たないビジネスも存在する。それらのインセンティブは一体何なのかということが気になった。
今日のゼミを通して、著作権と文化創造の問題に興味がわきました。以前はわりと古典的な文化にしか関心がありませんでしたが、アマチュアが展開していくだろう新しいネット上の文化についてもっと詳しく調べていきたい、と思いました。
2009年5月9日土曜日
0508ゼミの感想
・Creative Commons に関する議論
先週の講演会を受けての議論。
一週間をかけて、講演会の内容をそれぞれに吟味して作成されたone slideは、どれも自分にはない視点が含まれていて興味深かった。
今回の議論の核となったのは
「結局、Creative Commons とはどのような層をターゲットにした(どのような層に利益をもたらす)制度なのか?」
というところだと思う。
Creative Commonsは、レッシグ氏の掲げる理想「未知のコラボレーションによる、新しい文化の創造」を実現するためには、これ以上ない画期的な制度と言える。
しかし、あくまでクリエイターの側の意思表示に使われるものなので、利益を出すことを中心に考える巨大プロ集団(ディズニーなど)にはなかなか受け入れられないだろうし、そもそも「コラボレーション」を積極的に行う文化が実際に浸透していなければ、制度の導入は促進されないだろう。
「新しい文化を創造する」という理想だけで、現行の著作権制度の下で既得権益を得ている多くのプロは動かない。先生も仰っていたように、「コラボレーション」が文化的にだけではなく、実際に金銭的な利益を生み出すモデルが構築されてはじめて、Creative Commonsは完成されるのと思う。(そしてそれこそが、僕がone slideで取り上げた違法コピーの問題への一つの解決策になるのだと思う)
Creative Commons、今後もその動向に注目していきたいと思う。
著作権と特許の違いなど、基本的な知識をさらうことができたことも良かった。
・『市場を創る』 輪読・議論
第一章のプレゼンを担当させてもらった。
導入部ということで、市場設計の話よりは「そもそも、市場経済とは何か」ということを考えてもらうことを念頭に置いたプレゼンだった。
スライドに載せた語句の意味を自分の言葉で簡潔に説明することができなかったり、適当な解釈をつけることができなかったりして、そういう場面では先生に何度も手助けしていただいた。以後のプレゼンでは、そうした語句の意味などの細部の整合性にも、より注意を払っていきたいと思う。
結果として大きな破綻もなく当初の狙い(“市場経済”そのものに対する理解を深める)を達成することはできたので、その点はプラスに捉えて次回以降のプレゼンにつなげていきたい。
議論の中では、第三章で扱われた「市場インセンティブ」の概念について、より考察を深めていきたいと思った。
市場のシステムに身を委ねるというと、利益主義的な面が悪い面としてクローズアップされてしまいがちだ。しかし、より大きな利益を求めて競争を行うことは、新しいイノベーションを起こすことにもつながる。
製薬のような人間の生命に関わるような営みにさえ市場が介在していることに僕は少なからず疑問を感じていたのだが、この第三章の輪読・議論を通して、一概に否定することもできないと思うようになった。
しかし同時に、(特に製薬のような全人類の生に関わるような営みにおいては)インセンティブの源泉を市場における利益の追求以外のところ(人道的な意識とか?)に求めることもできるのではないかとも感じた。
この輪読を通して市場というシステムについての理解を深め、その上で市場の力に頼らない問題解決の方法を考えられるようになりたいと思う。
以上です。
追伸:私事ですが金ゼミは20:00までやるのでお腹が空くことに気付きました笑 最後まで万全の状態で議論に参加できるように、次回からは休憩時間にとれるような軽食を持参したいと思います。
2009年5月8日金曜日
0508ゼミの感想
●Creative Commons Discussion
一人One Slideという新たな発表の仕方に戸惑いを覚えましたが、いざやってみるとすごく面白かったです。One Slideで自分の意見を簡潔に、的確に伝えることの難しさを感じました。それと同時に、ゼミ生それぞれの個性豊かな意見を聞くことができて非常に勉強になりました。
私は自分自身がCCについてよく理解できていなかったことを痛感しました。私は、CCによって、アマチュアがより自由にモノをCreativeすることができるようになる、という程度の認識しかなかったのですが、今回の議論では「プロ」がCCをどう扱うか、という点が出てきました。私にとってはこれは新しい視点でした。「プロは自らの著作物を守りたいと考えればCCを採用しなくても良い」という先生のお話も目から鱗でした。強制的に著作物に貼られてしまう「著作権」とは違い、あくまでも著作権を尊重したうえで、非商業的な利用に関しては著作物の利用を認める、というCCのスタンスが今回の議論及び先生のお話でようやく理解できました。
CCが広く普及すれば、アマチュアたちが著作権侵害を気にすることなく自由に創作活動ができるようになります。アマチュアたちの持つCreativityは数々の創作物へのコメントや批評を通してより洗練されたものになるでしょう。彼らが近い将来、日本のコンテンツビジネスの行く末を担う「プロ」となるかどうかはわかりませんが、少なくとも日本の二次創作市場が活発化することは間違いないと思います。(現段階でも、漫画やアニメの二次創作市場である同人誌市場は海外からの注目も高いらしいです。同人誌作家たちの中にはプロ顔負けの創作物を作って利益を得ている人々、いわゆる「同人専業作家」も存在するとか。具体的な数字はわかりませんが、すでにアマチュアの力が強まっている証拠ですね)
●「市場を創る」輪読
先に個人的な意見を言わせてもらうと、少し議論の進行がスムーズではなかったかな?と思います。今回は初めての輪読だったので仕方ないのかもしれませんが。発表者の方々には自分が「司会者(=議論を進行する人)」になるという自覚を持って準備してきてほしいと思います。
経済ネタが苦手だったので、「市場を創る」の輪読には不安があったのですが、今回の議論を通して「市場」に対する理解が深まりました。「市場」は所詮目に見えないものなので、雲を掴むような気持ちで本書を読んでいたのですが、少しだけイメージができるようになれたと思います。
個人的に関心を持ったのはインターネット市場の話と製薬市場の話です。インターネット市場はいわゆるグローバル市場だというお話がありました。インターネットを介して、様々な国の人々が自由に商品の売買をできるようになった現代。そこでは各国の制度や価値観の違いによる問題が起こり得るということ。思えば、現段階でも、銃を簡単に購入できる国と「銃刀法違反」が存在する日本では違いがあります。ですがインターネットを介して、日本国民であっても簡単に銃を購入できるようになってしまっています。インターネット市場が持つ危険性は、「市場が崩壊する」ということよりもむしろ「市場内での共通ルールが定めにくい」という点にあるのかもしれません。
次に製薬市場の話。今回は「発展途上国」の例が本書で出ていたこともあってグローバルでの話がメインになっていましたが、私個人としては日本国内での製薬市場に関心を抱きました。日本では新薬が開発されるとそれに対して「物質特許」が与えられます。(物質特許、とは新しい科学物質に与えられるものです)特許期間中は新薬開発者は独占的にその薬を製造販売します。そのため新薬が非常に高価です。この価格が、経済的に余裕の無い患者にとって負担となっており、大きく問題視されています。この問題を解決するための策として生まれたのが「ジェネリック(後発)医薬品」です。特許期間満了後に、新薬と同等の製造方法を用いて低コストで開発されるため、安価であるという利点があります。しかし一方で、「新薬と同等の効果があるかはわからない」という欠点もあります。・・このように日本国内における製薬市場にも問題が存在しています。今後はその点も含めて議論する機会があれば良いです。
5月8日ゼミ
【Creative Commons議論】
1人ワンスライドでの発表はそれなりに効果があったかなと個人的に思います。
自分が聞いた講演に対する考えをしっかりとまとめた上で発表できるという機会はありそうでない体験だと思います。ゼミ生が20人いれば20通りの考えや疑問点を聞くことができるので、議論としての輪も広がりやすいと思います。時間の都合上、全員にフィードバックを行うことは難しいですが、それでも議論の核にもっていくことができるのでまたこういった機会を設けたいと思います。
内容としても、ゼミで扱われやすい著作権という概念を、根本的に考え直す機会を持てたのがよかったのではないだろうか。著作権を自発的に意志表示できないという制度的欠陥を補うのがCreative Commonsである。
ゼミの議論でもあったように、プロがCreative Commonsを使用して、収益を得るといった形をとるのは、NINE INCH NAILSの例以外、あまり見受けられることがないように、実験段階にあるだろう。
しかし、アマチュアたちの二次創作が活発になることは間違いない。そしてその二次創作の情熱は、ニコニコ動画だと、コメントがもらえるといった単純なものから得られるだけであるが、そういった作者と視聴者の疑似同期による交流を通してその技術を認められ、プロになってデビューしているものも存在する。埋もれていた才能を見出すことができる環境としてもCreative Commonsは役立つに違いないだろう。
【市場を創る】
条件としての「人間が持つ無限欲求」それに対する「希少資源」。限りある資源を無限の欲求を満たすことを目的とした「効率的生産・配分」。それを満たすための手段としての国が完全に管理する「計画経済」、金銭的インセンティブによって動く「市場経済」、金銭だけがインセンティブではない「第三の経済」。
この構造を確認できただけで普段、経済学というものにあまり触れることがない自分にとっては有意義なものであった。
個人的にはインターネット市場の一つである、違法なコンテンツの存在を知っておきながら、どんどん突っ走り、体系が整ってくるとグレーエリアを規制し、合法で安全なものであるとうたい広告収益を得ようとする、YouTube型のビジネスモデルがこれから先、多く登場してくるだろうと思った。
グレーゾーンが多いために、法律も追い付いていないネットの世界で、まずは認知を得るためにグレーゾーンを侵し、世間に認知を得てからビジネスモデルを確立していくといったビジネスが著作権の世界以外にも出てくるのではなかろうか。
21.5.8 ゼミの感想
★Creative Commons
いまだに全容が掴めていなかったCreative Commonsでしたが、今日でかなり理解を深めることができました。僕は、Creative Commonsはレッシグの理想の著作権観を投射して世に問うたものだと思い込んでいましたが、それとは若干のズレがあることに気がつきました。なかでもCreative Commonsの「場」としての重要性に気がつきました。Creative Commonsのような場がなければ、たとえ著作権法をインターナショナルな形で理想化したとしても取引コストの観点から実用性を持たないということでした。だからと言って、Creative Commonsを模した何かしらの公的な「場」が出来たとして、それに登録しなければ著作権が発生しないという特許のような方式主義を採用するのも非現実的な話です。レッシグの理想は、社会の大半が「倫理的」「良識」を持ってCreative Commonsが世界的に普及することなのかもしれませんが、それもまた非現実だし、つまらないと思うのは僕だけでしょうか。結局のところ著作権はどうなればいいのか、そこが見えてきません。もしかしたら、このまま騙しだまし現状維持でやっていくのが最善なのかも・・・これは一種の思考停止でしょうか。この課題は知的財産の分野の中でも最も難しいところですね、としか結論付けることが出来ませんでした。実に建設性のない結論です。
★市場を創る
皆さんすばらしいプレゼンでした。市場と政府の緊張関係についての部分が最も興味深かったです。どちらも往々にして暴走してしまう、その可能性を下げるためには「それらを監視する制度を組み込む」という金先生の言葉に深く頷いていました。市場の深みは底知れぬものだと思いますが、その核心に迫れる手ほどきにこの本がなれば何よりもありがたいです。
あとゼミ後のサイゼはチョー楽しいからみんな参加しようぜ!!