いろんなリーダシップ論をまとめた本であると感じた。
リーダーシップは状況に依存して、様々な形があると思う。それは組織の規模や構成員の能力によって異なるだろう。
例えば、構成員が未熟な組織におけるリーダーは、権限を集中させてトップダウン的に物事を判断する必要がある。
逆に、構成がエンパワーメントされている自律した個人ばかりであれば、権限は分散されるべきだ。個人が自由な裁量を持ち、創造的な環境を作り上げる調整役として組織に存在していればいいだろう。
多くの論者は、現在は変革の時代だと言う。このような時代にはリーダーは、対応を柔軟に変えていかねばならない。状況が目まぐるしく変化するからだ。ならば、今のような時代に必要とされているリーダーシップは、組織をひっぱっておくいわゆる従来型のリーダーシップというよりは物事を客観的にみて、自分のポジションを見失わない力ではないか。時代変化のスピードが加速化しているからこそ、少ない情報からでも即座に判断し、常に組織の中で適切なポジションを保てるリーダーが求められていると思う。
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