何か新しいアイデアを考えろ(一つまたは複数)、と言われた時に、あなたはすぐにいくつかのアイデアを創り出すことが出来るだろうか。本書では、そのような状況に陥った時に、アイデアを生み出すための複数の考え方を紹介している。その中で、印象に残ったいくつかの方法論について言及したいと思う。
まずは、「ブレインストーミング」通称ブレストについて。本書では、ブレストをする際の四つのルールが示されている。
1、他人の意見を否定しない
2、自由奔放な意見を大歓迎。実現可能性は考慮しなくて良い
3、質より量
4、他人の意見に便乗しろ
今まで、ゼミで何度もブレストをしてきたが、振り返ってみると出来ている項目もあれば、出来てなかった項目もある。その中で、最も大事なことは「他人の意見を否定しない」だと思う。2・3・4もそれぞれもちろん大事だが、1を実現しなければ、自由に意見を言えなくなるし、アイデアの量も増やせず、便乗する以前に自分の意見を言えなくなってしまうと考えるからです。皆のアイデアをまとめるのはアイデアを出し切ってから。それまでは、どんなくだらない、常識だと認識されているような意見(もしかしたら、常識と思っているのは自分だけかもしれない)も出していくべきだし、意見を出しやすい環境をデザインするべきだと思う。
次に「マンダラート」について。マンダラートとは、個人の頭の中を整理する方法であある。9つのマスを書いて、その中央にテーマを書いて、その周りに中央に書いたテーマについての自分の考えを順番に書いていくというものである。マンダラートは自分の頭の中にある情報を外に出して見える化するので、情報を整理しやすくなる。それと同時に、強制的ではあるが、残りの8つのマスを埋めなければならないので、良くも悪くもアイデアを絞り出すことが出来る。アイデアを生み出すことに困った時は是非実践したい方法の一つである。
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