2009年6月12日金曜日

【ホンヨミ!】ウェブ進化論【内山】

『ウェブ進化論』梅田望夫

ずっと読みたくて、ようやく読むことができた本。梅田望夫さんの書く本には、いつも自分の無知を気づかされる気がする。
ウェブ時代の世代交代、という考え方がわたしはとても好きである。わたしはインターネットを使って、不特定多数と無限にアクセスできることに感動した世代に含まれるのだと思う。いつのまにか、それが当たり前になった。そしていつの間にか、また人々を感動させるものを人間は生み出す。それが今度はインターネットの中、つまり、あちら側にできるというのである。わたしは、人間の汚い部分もそれなりに知っているつもりだが、人間は基本的に善だと思っている、性善説論者である。ウェブの世界をこれから渡っていくには、必要なものは信頼である。見えない相手を相手にする時代が来たのである。人間は、信頼されていると感じることで、本来の力を発揮するものだと思っている。グーグルの死角はそこだ、という筆者の指摘は非常に興味深い。グーグルがほんとうにすごい会社だというのは、この本を読むことでより一層わかった。その理念が高尚であることも、モチベーションの底にある思いがものすごく純粋であることも。しかし、もっとボトムアップの組織が生まれてもいいのかも知れない。限られた天才によって生み出されるものではなくて、たくさんの凡人によって生み出されるものがあっていいのかもしれない。インターネットというものそのものがそうなのかも知れないが、いずれグーグルを競合し、それを超えるものが誕生するかと思うと、とても楽しみである。

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