広告(あたらしい教科書シリーズ)/天野祐吉 監修
広告とは、コミュニケーションである。
だから、広告に強くなれば、人間関係にも強くなる。
広告で使われるのは、「事実を伝えることば」よりも「感情を伝えることば」で、それは人と人との「共感の場」をつくるのだ。
私が一番じっくり読んだのが、広告業界の第一線で活躍されている人たちのインタビューだ。
読んでいて、1つの仕事、1つのメディアの枠の中で広告を作る、というよりも、プロダクト・デザイン自体であったり、既存のメディア以外のものを広告ととらえて、コミュニケーションを生み出している、ということを感じた。
一冊を通して、「広告の役割」についていろんな考えを知ることができた。
インタビューされている人の中には、「広告批評」(監修の天野さんが創刊した雑誌)で名前を見たことのある人もいたりして、広告批評を読む感覚で、軽く読めた一冊だった。
0 件のコメント:
コメントを投稿