『集中力』 セロン・Q・デュモン
題名にひかれて、選択した本。まず、読むとモチベーションが上がる本だと思った。私はおだてられたり、お尻をたたかれるとそのまま原動力になりやすいからかもしれないが、特に、今自分が目標としていることがある時は、必ずやる気が出ると思う。
ただし、そのあと自分でそれを続けられるかどうかは自分次第。ここに書かれていることは、特に目新しいこともなければ、何か魔法のような方法でもない。ただ、自分が誘惑や自分の弱さに克って、コントロールできるかどうか、そのための手順が整理されている。書いてあることをすべて実行するのはなかなか難しそうだが、語り口が口語で柔らかいため、いままでの自分に落ち込むよりも、これからの自分に自信を持たせてくれる。
私自身について考えると、本を読んでいるときはとても集中しているらしい。
嫌なことがあって頭がもやもや、うじうじしていた時でも、本を読みはじめてふと我にかえったとき、「あ、いま頭の中は本の内容だけだった」と気がついた。
この感覚は他のときにあまり感じたことがないが、「集中力」には長期的に何かをやりとげることも含むと本にあるので、今後、いろいろな場面で「集中力」を高めていきたい。
この本は、手元に置いておきたいと思う。
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