2009年12月20日日曜日

引退

 あっという間に終わってしまいました、1年が。あえて何も整理せずにこのブログを綴ります。
 
 僕が代表になると決めたのは戸高功資個人の意志で決めたことでした。しかし、代表になるための道を敷いてくれたのは、もちろん僕が一貫してタスクをこなすなどして、信頼感を得たというのも1つですが、先輩方が僕に代表をしてみないかともちかけてくれたのがきっかけでした。

 「代表」という人前に立ち、話をし、みんなを引っ張っていかなければならない。そんな立場にはもちろん立ったことがなかったので、金ゼミをnext stageにもっていくという目標があったとはいえ、それと同時に、戸高功資をnext stageにもっていくという、自己の成長というものも同時に目標に掲げて、1年間僕は代表を務めてきました。

 そこで金ゼミをnext stageにもっていくという目標を立派に達成できたとは僕自身、思っていません。しかし、戸高功資という人間は確かにnext stageに立つことができたと確信しています。

 もちろん、自分自身、見たことがなかった一面が見えてきた(人によく言われる、よく笑うようになったとかを含めて)成長はもちろん、自分がまだまだ改善しなければいけない弱点が見えてきたのも、僕個人としての成長だと思います。

・部分だけじゃなく全体を見る、思いやれるように
・1人に加担しすぎない
・不安に思っていることを洗い出すための環境づくり
・人間性を大事にしながらも時には自分に冷徹に、割り切れるように
・冷静に人をしかることができる

 探せばもっともっとたくさんあるでしょうが、こういった点を僕は改善していかなければいけない点だと思っています。こういった点を改善するためにも、後人生で2回は組織の代表という職に就いてみたいと思います。

 なぜ2回なのかと言うと、まず次の1回目で今回、僕が代表として務めきることができなかった改善点を全て改善し、完璧な調整型のリーダーになるためです。

 調整型のリーダーという言葉は、勝部君が昔、ブログに書いてくれていた言葉で、この言葉も「想像力」と同じく、僕が今年聞いて心に残っている言葉の1つです。

 以前、EUの大統領に、ベルギーのヘルマン・ファンロンパイ首相が選出されたことがニュースになっていました。このニュースを聞く以前に、ファンロンパイ氏の存在を知っていた日本人はほとんどいないと思われます。

 ではなぜファンロンパイ氏がEUという大きな組織の長になることができたのでしょうか。それは彼が調整力に長けているからだと、以前日経新聞に書いてありました。

 ファンロンパイ氏以外の大統領候補として、前イギリス首相のブレア氏が候補として上がっていたらしいのですが、カリスマ性は評価されながらもイラク戦争等の問題で落選してしまいました。

 そこで、ファンロンパイ氏が選ばれた理由の1つに「調整力」があるそうです。EUという利害関係が絡む大きな組織を引っ張る上では調整力が重要だという味方があったそうな。

 僕はリーダーには「カリスマ型」「調整型」、両方の能力が備わっているのがベストだと思います。しかし、人間この両方がなかなかそろっているリーダーを見ることはありません。

 そんな中で、僕は「調整型」ができてからこその、「カリスマ型」だと思います。いかに人を思いやることができるか、いかに全体の意見をまとめあげ、ベストな答えを出すことができるか。だからこそ、僕は次に代表をやる機会があれば、完璧な「調整型リーダー」になり、そして「カリスマ性」を少しずつ磨いていきたいと思っております。

 そんな改善点だらけの不完全な代表でも1年間、代表を続けることができたのは同期と後輩、そして陰ながら支えてくださった先輩方と、金先生のおかげです。

 特にゼミでも言わせていただきましたが、4期生のみんなには感謝だらけです。大きなことから小さことまで、僕に変わるきっかけを作ってくれたのは4期生です。

 4期生がいるからこそ、僕は自分がまず行動で最低限のことは示そうと思うことができましたし、4期生が知ることに熱心だから自分ももっと新しいことを知りたいと思うことができました。

 僕は本当に幸せな人間だと思います。この幸せな思いを何年かかるかはわかりませんが、自分が生きていくフィールド、関わってきた、関わっていく人間に還元していくことが、僕の人生における長期的な目標となります。

 これからも、金ゼミのみなさんにいろいろと学び、また還元していくことを約束させていただいて、代表としての最後のブログとします。

 本当にありがとうございました。

0 件のコメント:

コメントを投稿