『2011年新聞・テレビ消滅』 佐々木俊尚
筆者は親戚の知り合いらしい。そしてtwitterでフォローし返してくださったので勝手に親しみを持っている。
佐々木さんはつぶやきを見るとすごい勢いで読書されている。きっと私とは比べ物にならない忙しさだと思うけれど、ものすごい量。ジャンルも本当に幅広い。読書を大切にする姿勢があるからこそ、本も書けるんだと思う。
最近ゼミで勉強したことがさらに深く、いろんな事例を含めて展開されている。読み応えがあった。
広告業界の裏などは知らなかったので、なるほどと思った。このあとはコンサルに移行していくということ。テレビの地デジ化で地方では中央局のテレビが映らなくなるかもしれないというのは驚いた。都会では写って当たり前だから。田舎の家では大きな衛生アンテナをたてて海外から番組を見ている家庭もいたりすると聞いたことがあったけれど、地方と都会で情報の差が生まれてしまうかもしれない。
プラットフォームの取り合い、新聞がどんどん衰退に向かう中で、グローバルポストの海外特派員制度はわかりやすく将来性があると思われる取組みだった。コンテンツを創る人はコンテンツにこだわる。しがらみにとらわれず良いものを書く。プラットフォームは利益をがっぽり持って行くだけじゃなくてコンテンツ制作者にも見合った配当を出す。会社がつぶれるのも困るけれど情報の質を落とさないことはもっと大切。
ちなみに2011年という数字は適当ではなく、アメリカでの打撃の3年後に日本にも同じショックが襲うという過去の経験からの予想とあった。
まだまだ読み切れていないと思うので、もう一度読み直したい。
2009年12月11日金曜日
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