2009年6月14日日曜日

【ホンヨミ!】座右の諭吉【栫井】

座右の諭吉/齊藤孝

福沢諭吉の言うことには、時折冷たいとすら感じるドライな感覚と、何事にもくよくよしない清清しさが感じられる。彼の言うところの「カラリとした精神」がそこにある。その中で、私がはっとさせられた言葉があった。何事も悩まずに前を向いて生きるということだ。「悩んでいる暇があったらその勉強せよ」と彼は言う。
最近自分なりにいろんな負担に悩んでいたところだったが、そんな暇があったら勉強しろという福沢の言葉を読んで、なんだか納得させられてしまった。確かにそのほうが得るものも多いだろう。どうでも良い議論にとらわれることなく、自分にとって必要なものを取捨選択していくのが福沢の流儀だ。彼の生き方は一貫してカラリとしていて、じめじめと悩んだり迷ったりしていることはない。
福沢の言うことは、言い過ぎに感じることも多い。人の情を無視しているのではないかと思う言動もある。しかし、それらは悩む暇も作らずに勉強したことへの自信から来ているのだろう。どうでもいいことに惑わされず、目の前にたくさん置かれている勉強すべきものをこなしていく。まずはそこから始めなければと思った。

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