2009年6月10日水曜日

【書評】新人社員はなぜ「期待はずれ」なのか-失敗しないための採用・面接-【大賀】

樋口弘和著「新人社員はなぜ「期待はずれ」なのか-失敗しないための採用・面接-」(2009年、光文社新書)
2009年6月10日読了

 ★春休み中に読もうと思って途中で放置していた本の存在を思い出し、ようやく読みました。先週のゼミで、「書評という制度が無いと結局本を読まなくなる」という話が出ましたが確かにその通りだな、と身をもって痛感しました。どちらかといえば読書が好きな私ですが、「積読」したままで自己満足に陥る傾向もあったようです・・反省しています。

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 本書の著者は「就活のバカヤロー」を書いたことでも有名。この本は、「就活」という学生目線の話ではなく、学生を採用する側すなわち「企業」側の話をしている。大学卒であることが当たり前になり、いわゆる「就活マニュアル本」が本屋にあふれている今、採用試験時の学生たちの姿は皆一様化傾向にある。「イギリスに一年間留学していました。TOEICは900点以上、英検1級です。」「4年間アルバイトで塾講師をし、何十人もの高校生を有名大学に入学させました。人を育てる能力には自信があります。」-そんな風に自己アピールをする学生はけして珍しくない。企業側は、こうした学生側の主張に押されて採用するのではなく、学生の本分を見分けなければならない。さもなければ、結局のところ、「真面目だけど使えない人間」「頭でっかちに物事を考え過ぎて目の前の仕事ができない人間」ばかりを雇ってしまうことになるからだ。筆者は、全ての資質となるのは「素直さ」と「向上心」だという。変に背伸びをしたり、常に成功しているような人間が必ずしも「良い人材」となるとは限らないのだ。
 この筆者の考えは企業側のみならず私たちにとっても非常に役立つものだ。就職活動及び採用試験の時、私たち学生は「素直」に自分のどのような側面を伝えれば良いのかを知ることができる。就活が本格化する前にもう一度読み直したい本だと思った。
 

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