2009年5月17日日曜日

0515ゼミ感想

4期生田島です。

◎NC1 「Twitter」
例のようにTwitterの存在を知らなかったネット世界に無知な私は、今回のNCを通じてまずTwitterを知ることが出来てよかった。
「mixi疲れ」が騒がれているが(私もその一人)、mixiはコンテンツの充実とともに、ネット世界の気安さを失った。「私の日記周りから見て面白いかな?」「足跡つけちゃったからコメントしなくちゃ・・・」「もっとマイミク増やさなきゃ」実際の交友関係とも同じような悩みが、mixiには付き纏う。それはSNSの成功例の一つになったが、Twitterはよりネットの利便性を活かしたシステムであると思う。私が担当した市場を作る第二章には、インターネットオークションの例が出てくる。インターネットオークションは、今まで価値を見出されなかったような商品に新たな市場を作り出した。倉庫に眠ってるスコップを買いたいという人は、60億人に一人はいるかもしれない。インターネットによる全世界への発信が、その売り手と買い手をつなぎ市場を創造することを可能にする。本来つぶやきとは、意味のないものである。しかし、それに反応を示す人はいるかもしれない。Twitterは140字以内という短さもあり、手軽につぶやきをたくさん発信することができる。それもたくさんの人に一気に。自分のつぶやきに誰かに反応して、より意味のあるものになる。これがTwitterの魅力なのかもしれない。
プレゼンはどれもわかりやすかったが、先生の指摘どおりより考察があるといいと感じた。その後の議論では、「今収益モデルを考える必要があるのか?」という問いに衝撃を受けた。何でもかんでもまず収益モデルを考えなければと思い込んでいたからだ。そのときそのときの採算にこだわりすぎることは、時に成長の芽をつぶす。収益モデルにも考えるべきタイミングがあるのだとわかることができた。

◎NC2「google book search」
出版業界と電子化はゼミに入る前から興味のあったテーマであり、今回このNCにコメンテータとして参加することができ、本当によかったと思う。
自分のプレゼンについてだが、ppt、説明ともにもう少し事前に準備できたなと思う。「フェアユース」「ベルヌ条約」ともに重要だが理解が難しい概念なので、そこをもっとわかりやすく説明したかったなと思う。調べているうちに、つい聞いている人も自分と同じくらい知識を持ってると誤認して説明が不十分になりがちなので、そこをもっと考えられたらよかった。さらに説明の時間を間違えてしまったので、次回からは気をつけたいと思う。
当初は日本の権利団体と同じように、「なぜgoogleに巻き込まれなくてはいけないのか」と怒りを持っていた。しかし調べをすすめるうちにわかったのだが、今回の騒動はこれまで世界の出版の潮流にあまりに無関心であった日本の出版業界にも問題がある。出版社とは一体なんなのだろう。昔は一人の作者の主張を大勢の人に流布させるために必要だったが、今はインターネットが個人の全世界への発信を可能にしている。編集業、作品の広告業・・・・出版社はどの方向に業務を伸ばしていくべきなのか、是非ゼミ生と議論してみたい話題である。個人としてはbook searchは便利な仕組みであると思う。政治学の授業で出てきた「リヴァイアサン」を図書館に行くことなく全文読むことができて感動した。
今回たくさんの資料に当たることが出来たのは、NC担当者の宮村さんがたくさんMLで流して下さったからだ。また新しい資料を見つけたら逐一送ってくださったので、一週間題材への興味が途切れなかった。金先生に一番よいNCだったという評価を頂くことができたが、この成果は本当に宮村さんの存在に因るところが大きいと思う。私がNC担当者をする時も、それくらいの影響力を持ちたいなと思う。

◎市場を創る
前にゼミでも勉強したプラットフォームに関係するものだった。本を読みはじめてから、本のアイディアを参考にして新たに意見を出せたり、ゼミで議論したことが本ででてきて理解しやすかったり、知識同士のつながりが活発になったように感じている。100冊以上を読んだあとどのようになっているか楽しみだ。

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